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生前整理の費用は?業者の選び方は?遺品整理とともにご紹介

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生前整理とはどのようなことを行う作業なの?

生前整理とは文字通り、自分の生きている段階で財産や持ち物の整理をしておくことです。自分が亡くなった場合、この整理をしていないと家族が担当する形になります。家族が亡くなって葬儀や新郎などただでさえ大変なのに、持ち物の整理をするとなるとさらに負担がかかります。また相続問題で、時として家族が喧嘩別れしてしまう恐れもあります。このようなことが起こらないように、家族が苦労しないように生前整理をすることは大変重要です。

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高齢者は物を溜め込みがち

親を見送った人たちに話を聞いてみると、「遺品整理がなかなか大変だった」という意見をしばしば耳にします。すべての人がそうだとは言いませんが、現在のお年寄りはたくさん物を持っている傾向がみられます。高齢者は小さな頃がちょうど戦後に当たります。戦後は物がなくて苦労した時代でした。その後高度経済成長にあたって、日本では多くの商品を製造・販売しました。物がなかった時代から大量消費する時代に変わっていきました。その中で、高齢者の中には家の中に物を溜め込む人が増えていきました。

経済が豊かになるにつれて、お金を出せばいろいろな商品を購入できるようになりました。そして必要ないものは捨てればいいのですが、物のなかった時代を経験した高齢者たちです。「まだ使えるものを捨てるのはもったいない」「捨てるのは罰当たりな行為だ」という考え方をする人が高齢者の間では多くなります。ものをどんどん購入する、買い替えても古いものを捨てない、その結果、物がどんどん溜まってしまいます。このようなことに心当たりのあるお年寄りの方も多いはずです。自分が亡くなってから、家族には極力迷惑をかけたくないでしょう。ならば自分が元気な段階で生前整理を進めるといいでしょう。

前向きに人生が送れるようになる

生前整理といわれると終活のようで、自分が近い将来亡くなってしまうことを前提にしているから抵抗感があるという人も多く聞かれます。しかし生前整理をすると、今の自分にとって本当に必要なものがある生活が送れます。不用品であふれた部屋は圧迫感があって、窮屈に感じられるでしょう。ところが生前整理によって不要なものを処分すれば、部屋の中がすっきりします。その結果、快適な暮らしができ、むしろこれからの人生をポジティブにとらえられるはずです。

残すものの基準を理解しよう

生前整理を本人に任せると、なかなか処分が進まないかもしれません。「思い出のものだから…」「いつかまた使うかもしれないから…」と理由をつけてしまうと、なかなか処分できなくなります。そこで1年間を基準にしてみるのはいかがですか?例えば洋服で直近1年間全く着用していなければ、処分をしても大丈夫でしょう。1年も来ていなければ、今後も着る可能性は低いです。たとえ期待と思ったとしても、それがないことでそこまで支障は出ないでしょう。このようにしばらく使っていないものは、今後使用する可能性も低いので処分をしても問題ありません。例えば洋服の場合、今着ていないものを処分することでこれからほしい洋服を購入できる機会が増えると解釈できます。

家族が行う遺品整理とはどのようなことをする作業?

遺品整理とは簡単に言ってしまうと、亡くなった方が残した遺品を整理して、部屋をきれいにする作業を指します。このように言われると、遺品は不用品として処分する作業のような解釈をする人も少なくありません。しかしただ単にごみとして廃棄すればいいというわけではないです。遺品とは亡くなった方の所有していたものすべてが含まれます。その中には単にごみとして処分できないものもみられます。そこで遺品整理をする場合には、故人がどのようなものを持っていたか、前もって確認することです。

自動車やバイクなどは買取業者の査定を

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故人が自動車やバイクなどを保有していた場合、もしまだ動くのであれば買取業者に出せば、いくらかのお金がもらえるかもしれません。もし動かない・価値がないと判断されれば、敗者手続きを進める必要があります。

家財道具はまず仕分けを進める

衣類や電化製品、家具などの家財道具もいろいろと出てくるはずです。家財道具については、まずどのようなものがあるか把握することが大事です。家財道具に関してもまだ使えるものがあれば、リサイクルショップなどに引き取ってもらう方法も考えられるでしょう。不用品、価値がないと判断されれば、処分を進めていきましょう。家具などで不要なものであれば、粗大ごみに該当するものも出てくるでしょう。粗大ごみの場合、自治体によって処分方法も決まっていますからその手続きを前もって確認する必要があります。

家財道具を確認する際には貴重品の有無を確認することです。預金通帳・印鑑・現金・貴金属・何かしらの契約書などは貴重品ボックスのようなものを用意し、そちらにとりあえず収納しておきましょう。まずは保管して、どのような内容化、どの程度の価値があるか確認するのは後でじっくり行えばいいです。

賃貸物件に住んでいる場合ただ処分すればいい話ではない

亡くなった人が賃貸で暮らしていたというケースもあるでしょう。そのような場合、本人の持ち物だけでなく、その賃貸物件のものもあるかもしれません。例えばエアコンや照明器具はもともとその部屋の設備として設置されていたものもあるでしょう。また自宅でインターネットを使っていた場合、その回線は自分で引いたのか、もともと賃貸を提供しているところが契約をしていたか、両方考えられます。このような設備の処分などについては、前もって管理会社に確認する必要があります。

生前整理・遺品整理は自分で行う?業者に頼む?

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生前整理や遺品整理は自分で行おうと思えばできる作業ではあります。しかし遺品整理・生前整理を請け負っている業者も日本全国にいくつもあります。自分で行うとの業者にお願いするのでは、それぞれにメリットデメリットがあります。

自分で生前整理・遺品整理をするメリット

自分で生前整理・遺品整理をするメリットとして大きいのは、やはりコストを最小限に抑えられる点です。業者に依頼する場合、それなりの費用を負担しなければなりません。葬式を出したり、遺産を相続して税金を負担したり、いろいろと家族が亡くなると出ていくお金も大きいはずです。これ以上余計な費用を負担したくないというのであれば、生前整理や遺品整理を自分で進めるのがおすすめです。

自分で生前整理や遺品整理をする場合、間違って本当な必要なものを処分されずに済むのもメリットです。もちろん専門業者に依頼すれば、どれを残してどれを処分するか、前もって打ち合わせを行う、もしくは現物を見せて処分するかどうか確認を取るなどの対策を講じてくれます。しかし100%完璧なコミュニケーションが取れず、業者が本当な必要なものを誤って処分してしまうこともあるかもしれません。自分で作業をする場合、うっかり大事なものを処分してしまうリスクを低くできるのもメリットです。

自分で生前整理・遺品整理をするデメリット

自分で行うデメリットとして大きいのは、作業量がえてして増えることです。多くの人が何度か引っ越しをした経験があるでしょうが、その時荷造りで苦労した経験はありませんか?自分が思っている以上に荷物が出てきて、苦労したという話は聞いたこともあるでしょう。不用品が多くなればなるほど、処分に手間暇もどうしても掛かってしまいます。生前整理の場合、大半のケースで高齢者が作業を担当する形になるはずです。高齢者は体力も低下していますので、自分で大量の不用品を処分するのはなかなか大変でしょう。

遺品整理の場合、作業できるスケジュールに限りがあるのもデメリットです。例えば実家から独立している人の場合、仕事のない日を狙って帰省して遺品整理を行う必要があります。特に実家から遠方で暮らしている人の場合、実家に戻るだけでも一苦労です。貴重な休日を遺品整理に当面費やさないといけないケースも出てきます。中には仕事が多忙などの理由で、物理的に自力で遺品整理ができないという方も出てくるでしょう。

業者に生前整理・遺品整理をお願いするメリット

生前整理・遺品整理を専門的に行っている業者も少なからず見られます。業者にお願いするメリットは一言で言ってしまうと、自分たちの作業する手間・負担が省略できる点です。

 

たとえば高齢者や健康状態に不安のある方の場合、自力で生前整理・遺品整理をするのは体力的に厳しいという方も出てくるでしょう。また遺品整理をする際に、遺族が遠方に暮らしていて、そう何度も帰省して自分で作業するのは難しいという方も出てくるはずです。業者にお願いすれば、ほとんどの作業を代行してくれますから上で紹介したような懸念を払しょくできます。お客さんは電話などで確認を行って、処分するか保管するかの指示を出すだけでいいわけです。

遺品整理をしようと思っている人の中には、故人が賃貸物件で暮らしている場合もあるでしょう。この場合、早めに部屋を引き渡さないとその分余計な家賃が発生してしまいます。自分で行うとなると大抵の人が素人でしょうから、作業も手間取る可能性があります。業者にお願いすれば、専門のスタッフが手早く作業を進めてくれますので速やかに部屋を大家さんに明け渡すことが可能です。

賃貸物件の場合、大家さんに部屋を明け渡す際に原状回復するのが前提です。専門の業者に依頼すれば、このような原状回復作業も行ってくれます。近年孤独死の案件も増えていて、故人が賃貸の部屋の中でなくなるケースもあります。この場合、発見が遅れてしまって腐敗が進んでしまうこともあり得ます。すると体液や血液が染み出し、さらに害虫などが発生する可能性もあります。また異臭も発生する可能性があります。専門業者に依頼すれば、このようなケースに対応して特殊清掃を行っているところもみられます。自分たちでこのような専門性の高い清掃をするのは難しいでしょう。

業者に依頼するデメリット

業者に依頼するデメリットの中でも、意識しなければならないのは費用が発生してしまう点です。どの程度の費用が発生するかは、ケースバイケースです。どの程度の住宅か、処分をする量、先ほど紹介した特殊清掃などの必要性などで変わってきます。

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しかし安くて数万円・高ければ数十万円単位の費用の発生するケースも考えられます。これについては、前もって業者に見積もりを取ることが大事です。通常見積もりだけであれば無料ですから、複数の業者で相見積もりをとるのがおすすめです。業者によって費用の算出方法が異なるため、同じ案件でも費用が場合によっては数万円単位で変わってきてしまうからです。

もし業者に依頼するのであれば、どこにお願いするかしっかり比較することが大事です。大半の業者が優良で丁寧に作業をする半面、一部悪質な営業を行っている業者がいるのもまた事実だからです。悪質な業者にお願いすると、皆さんの大事な品物をぞんざいに扱う可能性もあります。業者選びをする際には、先ほど紹介した見積もりの時の担当者の態度を確認するといいでしょう。この時きちんと荷物を水にいい加減に見積もりを取っていないか、質問しても丁寧な回答をしないかなどで信頼できる業者かどうか推測できるはずです。

このように遺品整理・生前整理をするにあたって、自分で行う方法と業者にお願いする方法があります。自分で行えば費用を最小限に抑制できるかもしれません。しかし何から何まで自分で行わないといけないので、かなり大変です。高齢で体力に自信がない、実家が遠方なので自分たちで整理するのは物理的に大変という場合には業者にお願いするといいでしょう。

遺品整理・生前整理は人生にけじめをつける重要な作業

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人生には始まりがあれば、いつになるかわからないものの確実に終わりが来ます。人生の終わりはすっきりして、気持ちよく旅立ちたいところです。まだ自分が元気であればせいぜい整理、亡くなってしまったのであれば家族が遺品整理をして、その人の人生にピリオドを打ちましょう。ただし自分たちで行うのは大変でしょうから、業者に依頼することも視野に入れるのはいかがですか?